40代リーマン 時事ネタ・ニュース解説など

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ブルーオーシャン戦略① ビジネス書 書評

ブルーオーシャンを探す旅

ブルーオーシャン戦略とは、W・チャン・キムと、レネモボルニュの2人が著したビジネス書です。


日本では2005年に刊行されています。

 

2005年からある概念ではありますが、いまだに日本で浸透しているかと言うとそうではありません。
という事は、この戦略を理解して、行動できるようになれば、まだまだ日本の市場にブルーオーシャンはあるという事です。

 

しかし、この考え方は難しいです・・・


私も興味を持って何冊かの本を読みましたが、

いまだに合っているのか自信が持てません。

 

ただ、その中にいろいろな例題が書かれています。


ブルーオーシャンを探し当てた企業の前例を見ながら、

今後を見据えていくヒントになればと思い、書き留めています。

 

この記事がみなさんの商売の良いヒントになれば嬉しいです。


ブルーオーシャンとは

 

ブルーオーシャンとは、「青い海」=「南国の穏やかな海」のイメージ。
現代の社会で考えると、「競合相手の少ない(いない)未開拓の市場」となります。

 

その対義語としてレッドオーシャンと言う言葉があります。

 

この意味は「赤い海」=「おどろおどろしい海」と言うイメージ。
現代の社会で考えると「競合相手が乱立して血みどろの競争が行われている既存市場」となります。

 

さて、みなさんの会社はどちらで戦いたいでしょうか?

 

もちろんブルーオーシャン、競合のいない市場でたたきたいと思うでしょう。

 

ここからは、ブルーオーシャンを探す為の考え方と、

ブルーオーシャンを探し当てた企業などの事例を挙げて勉強していきましょう。

 

色んな本を読んだ中で、ブルーオーシャン戦略の根底は同じです。

 

まずはその根底を学び、事例を見ながら、

自社のブルーオーシャンを探す旅に出かけましょう。


もし、ブルーオーシャンを見つける事が出来ると、

あなたは快適な社会人生活を送ることが出来るようになるでしょう。

 

ブルーオーシャン戦略は、2005年にW.チャン.キムと、レネ.モボルニュによって書かれたビジネス書で使われた言葉ですが、2020年代に入っても様々なビジネスパーソンが探し求める市場です。


まだまだこれからも幅広く活用できる考え方だと思いますので、

知っておいて損はないと思います。

 

ブルーオーシャン戦略の基本的な考え方

・バリューイノベーション

ブルーオーシャン戦略の土台となる考え方で、

バリュー(価格)とイノベーション(改革)を等しく打ち出す事であり、

どちらかに偏ったものではない。


簡単に言うと、コストを下げながら、買い手にとっての価値を高めていくという事。


「コストを下げる」というのは、単に価格を下げるという事ではなく、今まで業界の常識であった要素をそぎ落としていく事。


「買い手にとっての価値を上げる」という事は、業界にとって未知の要素を取り入れる事である。

 

ブルーオーシャ戦略を唱えた様々な本の中では、「差別化」と「低コスト」の2つを同時にやるべきだと述べられている。

 

ブルーオーシャン戦略の4つのアクション


・増やす
・減らす
・取り除く
・付け加える

この4つの項目を考えて差別化と低コストを目指します。

 

ブルーオーシャン戦略が成立する3つの条件


・メリハリ
・独自性
・訴求力のあるキャッチフレーズ

 

ブルーオーシャンを訴求する上で、上記の項目は必須だという事。
この一つでも欠けても成功は難しいと言われます。

 

さてさて、難しいことになってきました。


上記の4つのアクションを考えてみましたが、

なかなか「増やす」と「付け加える」
「減らす」と「取り除く」の概念が区別できない・・・

 

こんな考え方は著者達の思いとは違うのかも知れませんが、

勝手に解釈させていただき、
「増やす」と「付け加える」を一つとして、

「減らす」と「取り除く」を一つとして、

2つのアクションとして考えてみてはいかがでしょうか?


 まずは簡単な形にして理解できる頭を作りましょう。
その後、慣れてきたら2つのアクションを4つに分解することにしたら良いのではないでしょうか?

うん、そうしましょう。


分からない事を考えすぎても頭が痛くなるだけです・・・(言い訳)


ここで一つの例を挙げて説明します。

 

シルク・ドゥ・ソレイユ


世界的なサーカス団体で、名前を知らない人は少ないでしょう。
当時、サーカス興行は売上の伸び悩む斜陽産業でした。


その中で、目覚ましい成長を成し遂げたのは、

ブルーオーシャンを見つけて、それを実行していったからに他ならないのです。
その仕組みを紐解いていきます。

 

ブルーオーシャン戦略の2つのアクションを見てみましょう。
※本当は4つです・・・(汗)

シルク・ドゥ・ソレイユがとったアクション。

 

・増やす→個性あふれる独自のテント・テーマ性・芸術性の高い音楽とダンス


・減らす→笑いとユーモア・危険やスリル・花形パフォーマー

     動物ショー・グッズ販売

となります。

 

さらに


ブルーオーシャン戦略が成立する3つの条件を考えると、

 

・メリハリ →テーマ性・演目の種類

 

・独自性 →独自のテント・ゆったりとした観客席

 

・訴求力のあるキャッチフレーズ →「動物もピエロも登場しない」・「物売りがおらず、ポップコーンもない」など、今までのサーカスでは当たり前になったものを無くした事をアピールしたりしています。

 

このように、今までの概念とは違う部分を引き出していく事で、競合他社とは違う海で泳げるようになるのです。

 

市場の境界を引き直す


ブルーオーシャン戦略の第一原則は、市場の境界を引き直して、競争を迂回し、ブルーオーシャンを創造することです。


この境界線の引き直しによるブルーオーシャン創造の体系的な方法があることを著者たちは見つけたのです。


具体的な考え方として、6種類のアプローチがあり、

それを6つのパスと呼ぶことにしました。


6つのパスはすべての業界に応用でき、実現性の高そうアイデアに私たちを誘ってくれると言います。


その魅力的な6つのパスを知る前に、「これをやってはいけない」と言う事柄をお教えします。


●他社と同じ業界定義に沿って、業界1位を目指す


●一般的な戦略グループ(車で言うと・高級車・低価格車・ファミリーカーなど)の概念に沿って、自社の属する戦略グループで抜きんでようとする。


●他社と同じ書いてグループに焦点を当てる。


●製品やサービスの範囲を他社と同じように定義する。


●機能志向あるいは感性志向と言った、業界の特性をそのまま受け入れる。


●戦略を策定する際に現在の競争状況に着目する。

 

こう言った考え方は、今までの境界線の中でブルーオーシャンを探しているような物。
どこにもそれはないのです。

 

要するに「業界内の慣習には従うな」という事ではないでしょうか??

さて、それではここから「魅力的な6つのパス」を知る旅に出ましょう。

 

続く・・・