40代リーマン 時事ネタ・ニュース解説など

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書評 チーズはどこに消えた? 変化を恐れるな!!

チーズはどこに消えた  スペンサージョンソン

この本は全世界でたくさんの人に読まれた良書です。
著者の伝えたい事を一言でまとめると、


「変化を恐れるな、本当に恐れるべきなのは現状維持なのだ」

という事。
これを伝える為に物語が進みます。

 

この物語の主人公は4人・・・いや、2人と2匹。


・ネズミ 2匹・・・スニックとスカリー。
この2匹はあまり頭は良くないが、行動派で、変化を嗅ぎつける力がある。

 

・小人 2人・・・ヘムとホー。
「ヘム」は変化を求めない人間。
「ホー」は変化の必要性が分かっているが、慎重派。

 

こう言った2人と2匹が織りなす物語です。
※面倒なので、今後は4人と言います(笑)

 

まず、最初の設定として


・4人は迷路の中でチーズを探している。


チーズ=欲しいもの・金・愛などの象徴として。
迷路=社会・会社・家族などの象徴として。

 

4人がいつものようにチーズを探していると、チーズステーションCを発見します。


このチーズステーションはまさに夢のような空間で、

なかなかチーズは減らないし、たまに補充もされている。


・小人の2人はチーズ探しを辞めて努力をしなくなる。
さらに家を近くに建てて早起きもしなくなる。

 

・ネズミの2人はチーズステーションCの存在を知りつつも迷路に飛び込んでいく。
毎日迷路を探す行為は怠らず、さらにチーズステーションCで安定的にチーズを確保出来る生活を送る。

 

そんなある日、チーズステーションCのチーズが無くなってしまう!!のです。

 

その時、ネズミの2人はそれほど驚くこともなく、迷路に出ていく。

すぐに違うチーズステーションを探しに行ったのです。


それに引き換え、小人の2人は大騒ぎ!!
チーズステーションCの中を探しまわり、迷路に出ようとはしないのです。

 

それどころか、チーズがなくなったことに腹を立て、非生産的な行動を始めるのです。

 

この物語ではヘムが特にその特徴を持ち、

「チーズが無くなるなんて不条理だ!!」

「今から他の場所にチーズを探しに行くなんて愚かなことだ!!」

などと言い、その場を動こうとしません。

 

そんなヘムを横目に、ホーはチーズを探しにチーズステーションCを出るのです。

 

ホーは気づいていました。
チーズステーションCにはチーズは無くなり、ここに居てはチーズにありつけないと。


変化の必要性を感じながら、ヘムにつられていたのです。

 

その結果、ネズミ2人とホーはチーズステーションNを発見するのです。
チーズステーションNは今までより多くの種類のチーズがあり、

満足出来る場所になりました。

 

ヘムはと言うと・・・その後の行方は知れません・・・

 

この物語の言いたい事は、


何か変化があったときにはすぐ動き出す事が必要だという事。
そうすることで先行者優位を取れる。


ホーは最終的にはチーズステーションNに辿り着き、事なきを得ましたが、

判断が遅くなれば手遅れになった可能性もあります。


それに、先にチーズステーションNを探したネズミ2人は、ホーよりもおいしいチーズを食べていたかもしれません。

 

チーズが無くなった理由を考えたり、誰かの助けを待つことに意味はないのです。

 

現代社会においても、変化はつきものです。
その変化に対して、怖いという感情はもちろんありますが、その恐怖の感情は無くさなければいけないのです。


考え方を変えていきましょう。
普通の仕事をしている場合は、いくら変化しても命を取られる事はないと言う事を知りましょう。

 

恐れは一歩先に進む事をためらわせます。
しかし、それは何も生まないのです。
恐怖を取り除き、新しい一歩を踏み出すことで、人生は変わっていきます。
その変化を楽しみながら、より良い生活を送っていきましょう。