40代リーマン 時事ネタ・ニュース解説など

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伝え方が9割 人を動かす伝え方

伝え方が9割 佐々木圭一

 
ベストセラーになっているビジネス書で、読んだ人も多いのではないでしょうか?

 
とても為になる本なので、まだ読んでない人はぜひ読んでみてください。


そのためにざっとまとめをしてみます。

 
著者の佐々木圭一さんは子供の頃は転校が多く、なかなかコミュニケーションが取れず、内向的な子供だったという事。

 
そんな人が博報堂という広告会社に入り、言葉を扱う仕事を始めました。

最初のうちは上手くいかず、上司から「お前のやってることは紙を無駄にする環境破壊だ!!」などと怒られることが続いていました。

 
ある時、この伝え方の威力を感じ、それからは仕事もうまくいく様になり、ヒットするコピーをいくつも生み出しています。

 
さて、そんな著者が気づいた伝え方とは何でしょう?

 
それを紐解いて行きましょう!!


伝え方の基本ルール

 

1.頭で思ったことそのままを伝えない。

2.相手の頭の中を想像する。

3.相手のメリットと一致するお願いをする。


という事です。

 
例題を交えて考えてみましょう。


例えば、あなたが資料の作成を頼まれたとします。

その期日までに仕上げることが難しそうな場合、相手にどう伝えますか?


A.すみません、期日に間に合いそうにないので、もう少し時間をもらえませんか?


B.すみません、もっとクオリティを上げたいので、もう少し時間をもらえませんか?

 
どちらも「もう少し時間をもらえませんか?」とお願いしているのですが、Bの方が理解してもらえそうじゃないですか?

 
Aの言い方だと、頭の中をそのまま言葉にしただけで、「期日に間に合わない」印象が強くなります。

それに対してBの伝え方だと、「もっと良いものに仕上げよう」と言う意思が伝わり、相手のメリットもある話し方なので、了解を得やすいのです。

 
このように、お願い事を伝える時に、相手のメリットを考えて話すことが重要です。

 
もう一つの例を見てみましょう。

 
同僚をデートに誘いたい時の誘い方。

 
A.明日デートに行きませんか??

B.驚くほど美味いパスタの店があるんだけど、食べにいかない??

 
と言う伝え方。

 
相手が自分に気がある事が分かっているなら、Aでも来てくれるでしょうが、そうではない場合はBの方が可能性が高いのは明らかです。


この場合の注意点は、相手が何を好きなのか?と言うリサーチ。

今回はパスタを例に取りましたが、これが和食でも中華でも対応できます。

 
さらに、この誘いをより強力に出来るやりかたがあります。


それが「選択の自由」を与える事。

 
人間は何かを決定することは苦手ですが、選択するのは得意な生き物です。

 
そこで、「驚くほど美味いパスタの店と、石窯で焼くピザの店があるんだけど、どっちが良い??」

と聞きます。

 
この話の中に「行かない」と言う選択肢は無いのです。

 
どちらかを選ぶ事で、その人は「自分が選んだ事」と言うことになり、負の感情が無くなるのです。


この事を利用して仕事にも活かして行きましょう。

色々な選択肢がある現代、人々は決定することに疲れています。

そんな時にメリットのある選択問題があれば、そちらを選ぶ事になるのも人の性では無いでしょうか?

 
この本にはまだまだ有効な伝え方が書かれています。

 
ぜひご自身で読んで、伝え方を身につけて下さい。